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ニューヨーク食品流通視察

3月 1st, 2012

具体的な日程はこちらをご覧ください。

仲の良い母娘が食料品の買い出しにマンハッタンへ繰り出すのは「イータリー」。お目当ては、

本場仕込みの生パスタ、チーズ、生ハム、ワイン。

来客のため、ちょっとグルメな食料品の買い物というと、ブロードウェイと80丁目の「ゼイバーズ」
が昔から定番でした。でも、10年くらい前から、「フェアウェイ」が注目を集めるようになり、「ホール・フーズ」がコロンブス・サークルに大きな店舗を開店させ、さらにカルフォルニアからは、「トレーダー・ジョーズ」も進出をし、都市型のフォーマットを完成させ、決して新し物好きというわけではないのに、母娘の行き付けのお店も、目まぐるしく変わりました。

最新のトレンドは、なんと言ってもイタリアはトリノから来た、「イータリー」です。東京の代官山にも海外初の店舗を進出させましたが、このニューヨークの巨大店舗は、レベルというか次元が違います。この店に入った瞬間、さすがイタリア人、食に生活を賭ける熱心な取り組みと熱意が伝わってきます。

有名シェフ、マリオ・バターリ氏とアメリカのイタリアン・レストラン業界の重鎮、レストラン「フェリディア」のシェフ・リディア・バスティアニッチと息子のジョー・バスティアニッチ氏が、イタリアでの創業者、オスカー・ファリネッティ氏と組んで、2010年8月30日にマジソン広場の横、5番街と23丁目の角、以前のオフィスビルの1階を改装してオープンさせました。

母娘は郊外の自宅から電車でグランドセントラル駅へ、そして地下鉄に乗り換えて23丁目の駅で降りて、お昼頃「イータリー」に到着。相当大きなスペース(代官山店の約5倍、3万948平方メートル)が、もう立錐の余地のないほどの人出で賑わってます。先ず生パスタの売り場を目指そうと思えば、人ごみをかき分けて売り場に到着するだけで、一苦労です。世界的な景気低迷時に勝ち組なんです。野菜、果物、肉、魚、ジェラート(イタリアン・アイス)やケーキ等のドルチェ類、エスプレッソ、カプチーノ等のコーヒー・スタンド、チーズにワイン、台所用品、料理本、そして5つのレストランを含む合計12のレストラン・ブース。なんとも忙しい人込みに紛れ込んだような、混み合ってるからこそ楽しい買い物を母娘は楽しみました。

常に新しいコンセプトが集中して、世界中に最新情報を発信し続けるニューヨーク。まだまだあります。デパートの「ノードストローム」のソーホーの新しいアンテナ・ショップ「トレジャー・アンド・ボン」、「ウォルグリーン」傘下に入って、生鮮食料品も置くようになったドラッグ・ストアー「デュエイン・リード」、ミニマムの経費で最安値を作り出す「アルディー」、オンライン・ショップ(www.Net-a-Porter.com)だけだった超人気のカール・ラガフェルドが初めてビレッジにユニークな店舗をオープン、

ミート・パッキングあたりの街並み、デランシー・ストリートやブルックリンのウィリアムズバーグ。

イワタノリユキが在ニューヨーク38年の経験とノウハウを駆使しながら、アメリカの中でも業態間競争の縮図であり、革新的な店舗の集中度が高く、新たなコンセプトの商業施設が多いニューヨークで、多様な事例を紹介しながら、お客様と共に熾烈な競争の中で勝ち抜く秘密とは何かを短期集中視察で探り出していくユニークな視察プランです。

高額で混み合うマンハッタンのホテルを避けて、郊外のホテル泊で予定しています。

ニューヨークの小売業界もこの消費低迷の時代にあっては必死です。それゆえ今後の日本の流通変化方向と、方向性を定めるうえでは、いまほどニューヨーク視察が役立つ時期はないのではないでしょうか。厳しい競争環境にあるニューヨークの小売業の動向は、これまでと同様、日本の小売業にとって先行指標としての意味を持ちます。

2人からの催行だから、思い立ったらすぐ出発でき、3泊5日(延泊可)の基本プランだから、仕事の合い間に視察が可能です。最新情報の発信地、厳しい競争環境にあるニューヨークの現場を、自分の目で確かめる短期集中視察でアメリカの最新流通動向をしっかりと研究してください。

地元に根ざすスーパーマーケットや小売店の幹部社員、店舗開発担当者、町内会の常連メンバー、ブレイクスルーのヒントやチャンスを捜している経営者や幹部社員、まだニューヨークを見ていないという方々にお薦めします。   2_2012BIG_APPLE_WORD原稿食品流通プラン